板橋区吹奏楽団 創立25周年記念<東日本大震災:復興支援プロジェクト>とは?
東日本大震災から半年以上がたち、復興へ向けてアマチュア社会人による吹奏楽の活動も始まり出していました。教育の一環である学校の吹奏楽とは違う『社会人の吹奏楽』には、地域社会への『音楽文化的な貢献』、生涯に渡って音楽と触れ合い感動し、音楽を通して生涯学習し続ける『場の提供』という存在意義があります。
震災当初、吹奏楽業界においては、被災した小学校,中学校、高校の吹奏楽部を中心に寄付や楽器の寄贈が行なわれてきました。一方で被災したアマチュア社会人吹奏楽団への支援までは手が回っていない状況でした。
そこで私たち板橋区吹奏楽団では、同じアマチュア社会人の吹奏楽団として、被災地で今まで精力的に活動してきた楽団に支援ができないか模索してきました。現地の状況が掴めない中、2011年5月30日放送のフジテレビの朝の情報番組「知りたがり」の中の “被災地伝言板メッセージ” で、被災地で吹奏楽の復興に尽力されている方のことを知りました。その後すぐに連絡を取り、岩手県の盛岡吹奏楽団様のご仲介とご尽力によって、今回の震災で壊滅的被害を受けた釜石市民吹奏楽団様とコンタクトをとることができました。
そして今回開催される、岩手県の社会人吹奏楽団の皆様が参加するジョイントコンサートの場をお借りして、釜石市民吹奏楽団様への楽器の寄贈や岩手県社会人吹奏楽協議会様への復興支援をさせていただくことになったのです。
「我々はもう『被災者』ではない。『復興者』だよ。」
この言葉を合い言葉に日々奮闘されている沿岸地域をはじめとする被災地域の皆様のために、微力では有りますが、私たちが奏でる音楽を通して吹奏楽を愛する仲間との親交を深め、少しでも元気と勇気、希望を届けることができるよう、復興のご支援をさせていただきたいと思います。
【東日本大震災:復興支援プロジェクトの概要】
板橋区吹奏楽団創立25周年記念<東日本大震災:復興支援プロジェクト>について開催、実施いたしましたので以下の通りご報告いたします。
目 的:
2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した地域の、音楽文化・吹奏楽文化の復興支援を目的として、板橋区吹奏楽団創立25周年記念の一環として復興支援プロジェクトを実施する。
スタッフ:
・企画・プロデュース:忍田博明(音楽監督)
・統 括:上野裕紀(団長)
・総務管理:手塚雅美(副団長)
・マネージャー兼事務局:草なぎ光啓(渉外・顧客満足ディレクター)
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